船舶免許1日目、実技教習内容は??
教習日程の集合時間は朝の9時。一番最初は簡単な挨拶から入りすぐにロープを使った結び方の実技講習が行われます。
ロープの結び方は実技試験でも学科試験でも出題されるのでしっかり出来るようにしておかなければいけません。
実技試験の場合は6つの結び方の中からランダムに1つの結び方を実演するというものでした。
■6つの結び方
- クリート止め
- まき結び
- もやい結び
- いかり結び
- 一重結び・二重結び
- 本結び
一通り結び方を自分で覚える時間はありました。
そしてマリーナに移動して実際に船を運転する講習が始まります。
船に乗る前の点検
マリーナに移動してまず最初にしたことが
- 発航前の点検8項目
- エンジンの点検10項目
- 法定備品の点検8項目
です。
点検については先ずテキストを見つつ教官と一緒に確認していきます。
ここは試験で出る項目なのでしっかり目に習います。これはもちろん実技試験でもでる項目ですが、学科試験でも出題される項目なのでしっかり覚えておく必要があります。
点検がすべて終われば次は待ちに待ったエンジンの始動です。
エンジン始動
船舶のエンジンは車とは違い、ただキーを回してすぐに発進できるわけではありません。
プライマリーポンプを握り燃料の供給を確認したりリモコンレバーを中立にしていることの確認、またエンジン始動後にも冷却水点検孔から水がしっかり出ているかなども確認しなければいけません。
また暖機運転など車では普段なかなかしないこともしなければなりません。
エンジン始動は実技、学科ともに試験に必ず出題される分野なので教習中、気をぬいてはいけません。
正直エンジンのことについて全く知識がない方や、車の免許を持っていない方も教習をしっかり受ければ何の問題もなく実技に受かります。
エンジン始動のあとは操縦に入ります。
これが教習の肝といっても過言ではありません。
そして一番楽しいです。
なによりも船を動かしているというのが快感です。
実技教習は12時から16時の4時間で少し休憩はあるもののほとんど続けて船に乗っているので運転にも慣れてきます。
ちゃんと船の運転ができるか不安な方も4時間も乗ればまず大丈夫でしょう。
車の運転と違う所は、ハンドルを切ってもすぐには曲がらず少しタイムラグがあるので予測してハンドルを切らないといけません。これが大きな違いですかね。
船舶操縦の教習が一通り終わったら
- ハンドコンパス
- 避航操船
- トラブルシューティング
の講習も受けます。
これらは比較的簡単に覚えることが出来るので短時間で終わります。
これら全ての講習を受けたらあとは17時からの実技試験に入ります。
正直試験前は緊張するので教習でできたことが出来なかったり、急にド忘れしたりすることもありますが減点方式で採点されるため、めちゃくちゃ大きなミスをしない限り大体受かります。
正直私はロープワークでド忘れしたり、人命救助の時にリモコンレバーを中立にし忘れたり、蛇行運転の時滑走状態になっていなかったりと様々なミスをしましたが無事受かりました。
このサイトでは何も分からないところから船舶免許を確実に取ってもらうために細かく実技、学科の説明をさせて頂きますので是非合格率を上げてください。
コメント